テクノエイト(東京都武蔵村山市、松本叡社長)は、業界初となる左右独立カッターの化粧品チューブ用R面取り装置「アールカット60」を開発して、自社工場をもつ化粧品メーカーや受託メーカー向けに販売を開始した。
従来の1枚刃カッターではなく、左右1組となる左右独立調整式のカッターを採用したことで、チューブサイズを選ばずに底部のチューブシールをR面に切り取ることができる。現在、R面取装置の供給から排出までの自動化装置も開発検討中だという。
同社はこれまで超音波を用いた脆性材料加工機械や自動車関連などの専用装置を開発・設計・製作してきた。化粧品分野では、近年の経済情勢や生活者のニーズの多様化により、製造現場では少ロットや多品種での受注が増えていることから、少量・多品種生産に適した製造装置の開発に着手。現在は「超音波チューブシール装置」などチューブシール関連装置やその周辺機器の製作を行っている。
「アールカット60」は、Rカッターを左右1組化することで「サイズ毎のカッター交換が不要で、チューブ幅に調節するだけ」の簡便性を訴求した装置で、直径16からΦ60㎜まで様々なチューブサイズに任意対応する。
またサイズ別のカッターが必要だった1枚刃式の装置と異なり、「アールカッター60で多サイズのチューブに対応する」ため、追加コストをかけずに多品種製造できる。
「Rカットされている商品は増えているが、左右のRが不均等の商品も少なくない。それは1枚刃カッターが作業中にずれてしまうことで生じる。左右の刃を独立して固定するため、ズレを調整できて、左右バランスのとれたRに加工することも可能である」(同社)
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この記事は週刊粧業 掲載
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