榎戸淳一のエステサロン経営地域一番店への道~vol,7

カンタンに言うと

榎戸淳一のエステサロン経営地域一番店への道~vol,7

お客様の囲い込みを徹底しよう

 私のお店では、 一度でもご来店したお客様の囲い込みを徹底しています。 エステティックでいえば体験したお客様、 物販でいえば、 来店したお客様から確実にメールアドレス、 住所、 誕生日などを記入していただき、 定期的にアプローチをかけています。

 物販では、 購入につながらなかったお客様からもこれらの情報はできる限りいただくようにしています。 これらのお客様は何かしら自分のお店に興味を持ってくれたお客様なので、 全くの新規客よりも購入してくださる可能性は高いと考えています。

 エステティックサロンではカウンセリングシートを書いていただくので、 これらの顧客情報をいただくことは当たり前になっていますが、 物販店ではなかなかこのような意識は薄いと思います。

 せっかくの新規客との接触なので、 今回の来店では購入につながらなくても、 必ずニーズが高まるときが来るはずです。 そのニーズが高まったタイミングのときに、 自分たちの店を一番に思い出していただけるかどうかが大きな差になってきます。

 そこで私のお店では、 週1回のメールマガジンの発行、 月1回のニュースレターの送付、 バースディ月の特別キャンペーンDMの送付を徹底しています。

 メールマガジンはもちろん読んでいただける工夫は徹底していますが、 例え内容を読んでいただけなくてもよいと思っています。 受信することで、 その度に私のお店を思い出していただくきっかけになればよいと思っています。 そうすることで、 ニーズが高まったタイミングで購入につながると思っています。

 私も数年前に、 あるリラクゼーションサロンのメルマガに登録しました。 週1回配信されてきますが、 ほとんど読んでいません。

 しかし、 疲れが溜まっているときなどは内容を読みますし、 タイミングが合わなかったとしてもこれだけ頻度高く送られてくるので、 マッサージに行きたくなったときに一番最初に頭に思い浮かぶのがこのサロンなので、 自然にこのお店に予約を入れてしまいます。これが大事なのだと私は思っています。

 現在、 どのお店も新規集客が難しくなってきていると思います。 だからこそ、 少ない新規客を囲い込んでいくことが本当に大事だと思っています。 新規集客には大きな経費がかかりますが、 既存客へのアプローチは大きな経費がかからないからです。

 皆様のお店ではいかがでしょうか?

●榎戸淳一プロフィール
 新卒で船井総合研究所に入社し、様々な経験を積んだ後に「エステティック業界の健全化、イメージ回復」に使命感を感じ、船井総研内で自らエステティック業界のコンサルティングを立ち上げ、業界内で多大な実績を残す。現在では、株式会社ES‐ROOTSを設立し、東京都目黒区に「fruits roots(フルーツ ルーツ)」というオーガニックコスメ&エステティックサロンを経営している。また、「週刊粧業」「セラピストBEAUTY」の連載、業界イベント「ビューティーワールド」「ダイエット&ビューティー」での講演など、活動範囲は幅広い。
問い合わせ先は、j-enokido@es-roots.co.jpまで。

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