資生堂(前田新造社長)は、2011年3月1日から20日まで、ロシア最大の百貨店「グム(モスクワ)」のアーケードにて、「Shiseido Exhibition /1872-2011/ Empire of Beauty」(資生堂展/1872-2011/美の帝国)を開催、今回のイベントを機に、好調に事業を拡大するロシア市場において、さらなるプレゼンス向上を図る。
会場となるグム百貨店は、赤の広場に面し、ロシア国内の買い物客のみならず、世界から多数の観光客が集まるモスクワのランドマーク。イベントでは90m近い長いアーケードを効果的に利用し、同社の企業文化を紹介する数々の商品やポスター、BCの制服など約120点を展示する予定で、歴史や美意識にふれながら、肌測定器を設置した販売プロモーションコーナーにて高級化粧品グローバルブランド「SHISEIDO」のスキンケア商品を実際に体感できる構成とした。
同社は、「日本をオリジンとしアジアを代表するグローバルプレイヤー」を目指し、新興国市場での販売強化に注力している。
なかでも、ロシアを有望市場と位置づけ、1999年に始まった代理店販売から、2007年には100%子会社「Shiseido(RUS),LLC.」(以下、資生堂ロシア)を設立、2008年からは直接オペレーションを開始し、現在、新興国市場における成長のモデルケースとなっている。
販売戦略においては、取引先の拡大に取り組み、ロシア大手の化粧品専門店系列を中心に、2010年12月末の取扱店数は、前年度の約3倍の900店と大きく拡大。なかでも、最大手の化粧品専門店系列「エトワール(モスクワ)」にて、10年12月度のスキンケア部門におけるグローバルブランド「SHISEIDO」の売上げは2位となり、欧米主要ブランドに肩を並べる存在となっている。
また、ビューティーコンサルタントの人員体制強化と、「おもてなし」によるカウンセリング力の向上に注力し、既存店での売上げも前年比2ケタの伸長で推移している。
関連キーワード
この記事は粧業日報 掲載
■訪販化粧品~熱波吹き荒れた夏商戦を総括~今夏も記録更新の猛暑、売上げへ影響度合い様々 ■全粧協関東ブロック、CRCフォーラムセミナー開催 ■花王、ヘルスケア・コミッティーを子会社化~健康ソリューションサービスの開発・提供を推進 ■アライドハーツHDとキリン堂、経営統合に向け協議開始 ■プラネット、激甚災害に備えた障害訓練で安全性を担保 ■メロディアン、無菌・無添加のスキンケアで化粧品市場...
紙面を探す
紙面を探す
レポートを探す
無料でダウンロード
カタログを探す
無料で見る
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、日用品、医薬品、美容業、装粧品、エステティック等を中心とした生産・流通産業界の総合専門情報紙。
季刊/年4回
化粧品、日用品、アクセサリーなどの業界別の市場動向をはじめ、戦略、流通、経営、マーケティングを扱う情報専門誌。
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、トイレタリー、石鹸、歯磨、日用品に関する情報の速報版。業界のエグゼクティブ必読の情報紙。
週刊/毎週月曜日発行
昭和33年に創刊された、わが国初の訪問販売化粧品業界の専門情報紙。