粧業日報
資生堂の2012年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比7.9%増の1572億9100万円、営業利益が174.1%増の90億6400万円、経常利益は187.2%増の93億2800万円、純損失は2億7700万円(前期は6億6600万円の損失)となった。
うち海外売上高は676億9800万円(前年同期比15.8%増)で、米州が223億3600万円(同42.4%増)、欧州が202億9600万円(同6.1%増)、アジア・オセアニアが250億6500万円(同5.9%増)となっている。これにより、海外売上比率は前年同期比2.9P増の43.0%に上昇した。
国内化粧品事業においては、震災影響による物流の混乱が4月以降正常化したことに伴い3月出荷分の時期がずれこんだことによる売上増や、6月にリニューアルしたヘアケアブランド「TSUBAKI」の市場導入が順調に進んだことに加え、全身ケアブランド「シーブリーズ」が好調に推移したことなどにより、厳しい市場環境にもかかわらず事業全体の売上高は前年同期を上回った。
グローバル事業においては、成長を持続している中国を中心とするアジアが好調に推移したことに加え、米州、欧州でいずれも回復基調が継続していること、前第1四半期は昨年買収したベアエッセンシャルの業績の取り込みが1カ月間弱であったのに対し、当第1四半期は3カ月間であったことなどにより、事業全体の売上高は前年同期を上回った。
営業利益は、国内・海外での売上増による差益増に加え、前第1四半期に発生したベアエッセンシャル買収に伴う一時的な原価増が当第1四半期に発生しなかったこともあり、前年同期に比べ174.1%増の91億円となった。
なお、今回の業績発表に合わせ、第2四半期業績予想を修正した。売上高については、為替が想定よりも円安に推移したことなどから、20億円上方修正する一方、純利益については、税金費用の見積もりに差異等が生じたため、30億円減額。売上高3360億円(前回発表3340億円)、営業利益180億円(同180億円)、経常利益180億円(同180億円)、純利益70億円(同100億円)に修正している。
通期業績については変更はなく、売上高6800億円(前期比1.4%増)、営業利益400億円(同10.0%減)、経常利益400億円(同10.1%減)、純利益210億円(同64.2%増)を見込む。
この記事は粧業日報 掲載
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