化粧品や健康食品原料を製造している日本バリアフリー(東京)が、北海道産・天然サケの卵巣膜から抽出した化粧品原料「MPCマリンプラセンタ」の販売を強化している。健康食品分野で長く豊富な実績をもつマリンプラセンタだが、近年は「(化粧品の)採用案件の伸び率が2倍以上のペースで増加している」(高野朝子 常務)。
マリンプラセンタは、アミノ酸を豊富に含んでいるほか、低分子で、ムコ多糖類も含有しているため、保湿力の高さや感触の良さなどが注目されている。
こうした成分特性に加え、安全性試験やヒトを用いた各種エビデンス、さらには4つの特許を取得している点などが高い評価につながっているようだ。
ここでは、ヒト試験によるエビデンスとして、肌の弾力を改善する作用とキメを整える効果について検証する。
エフシージー総合研究所(東京)に委託した試験(40歳前後の女性12名を使った二重盲検法)によると、マリンプラセンタを配合した化粧品(化粧水と乳液)を2週間使用し続けると、使用前と比較して肌弾力が有意に改善した。マリンプラセンタを配合していない対照品と比べ、2倍以上の高い吸引回復率を記録している。
また、頬のキメの状態を評価する「キメ係数」の変化では、対照品の使用による変化が僅かだったのに対し、マリンプラセンタ配合品は大幅な改善効果を発揮。キメの状態を点数化した「キメ評価点」でも、有意な改善作用が認められた(グラフ参照)。
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