カネボウ化粧品は2012年1月31日、記者発表会を開催し、植松正社長が2012年度事業方針を述べた。構造改革最終年度にあたる今期は“磨いて伸ばす”をキーワードに、新たな成長ステージへと踏み出す。
冒頭、植松社長は東日本大震災の被災者に対して哀悼の意を表し、「化粧を通じて人々が明るくなれると実感し、化粧品関係に携わる者の一人としてよかったと思う」と、支援活動を報告した。
さらに、今年度第3四半期について言及し、売上高1400億円強、営業利益率約6%、海外比率10%強で、通期の売上高は1900億円弱を見込むとした。
「営業利益率の予算達成を目指す。国内販社が10月以降健闘しており、12月は21品目を対象したSRIデータで24.5%と、高シェアを獲得した。“ナゼ”を施策に盛り込んだ(ナデシコジャパンをもじった)ナゼシコ作戦が成果を上げた。第3四半期トータルでも21.4%のシェアを達成した」
2012年度は、ブランドも、人も組織も“磨いて伸ばす”をキーワードに施策に取り組む。(以下、省略)
この記事は週刊粧業 掲載
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