日本のエステティックを世界に認められる産業に(ES-ROOTS社長・榎戸淳一氏)

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日本のエステティックを世界に認められる産業に(ES-ROOTS社長・榎戸淳一氏)

 「今までやってきたのは机上の空論だったのか。コンサル人生を、全否定された気分だった」

 3月28日、エステティック業界の甲子園ともいえる「エステティックグランプリ(エスグラ)」の第2回大会が、パシフィコ横浜で開催された。榎戸社長が経営するエステサロン「フルーツルーツ」は、モデルサロン上位4サロンに選ばれ、決勝の「モデルサロンプレゼンテーション部門」に出場した。プレゼンにはスタッフ3名と榎戸社長自らが参加し、そこで社長は開店当時の心境を語った。

 前職で培ったコンサルのノウハウを詰め込んだサロンだけに、成功する自信はあったという。しかしその自信とは裏腹に、お客は来ず、不安と焦りから体調を崩した。駄目押しとなったのは、スタッフが辞め、店長も辞めたことだ。気が付けば、店に残ったのは社長と2名のスタッフのみ。

 「仕組みさえ作れば、サロンはうまくいくと思った」 

 しかしやがて、社長はスタッフとの信頼関係なくして、サロン経営は成り立たないことに気づく。それからはスタッフとともに掃除やポスティングをし、電話対応や、お客へのドリンクサービスなども率先して行った。

 そして、ともに喜べる仲間がいる幸せに気づいた時、サロンには多くのお客が来るようになった。

 榎戸社長の夢は、「日本のエステティックを、世界に認められる産業にすること」。そのためには、業界のグレーなイメージを払拭し、技術者の社会的地位の向上が必要という。サロンオーナーはコンプライアンスを順守し、正しい経営をする。技術者はしっかり勉強し、目の前のお客1人1人に誠実に接する。サロンは互いに尊重し合い、高め合う。「1人1人の行動が、業界を変えていく」と力強く訴えかけた。

 そして、会場で多くの共感者を集めた「フルーツルーツ」は、全国439のエントリーサロンから見事グランプリに輝き、その栄光を飾った。

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