富士フイルム、美白ライン好調な化粧品が利益追求へギア

カンタンに言うと

富士フイルム、美白ライン好調な化粧品が利益追求へギア

 富士フイルムホールディングス(本社=東京)は2013年3月期決算短信の中で、化粧品などライフサイエンス事業について「国内販売が好調に推移したことなどにより売上げが増加した」とうたっているほか、今期第2四半期までに「販売が堅調」と説明している。

 2013年は春に美白ラインを刷新した「アスタリフトホワイト」を発売して新潮流の構築を目指したほか、7月には若い愛用者層の掘り起こしをテーマに新シリーズ「ルナメア」を売り出して積極的なブランド発信を続けている。

 化粧品の立ち上げから3代目の統括リーダーとして3年半を担った山下洋二郎営業部長に代わり、2013年3月から指揮をとる化粧品グループの遠藤一利統括マネージャー(部長)に現状と今後の見通しを聞いた。(記事詳細はこちら

 ――持株会社は決算短信で化粧品が「好調に推移」と説明しています。

 遠藤 春に美白の「アスタリフトホワイト」を出したところ、かなり好調に売れている。想定したよりも大幅に数字が良く、立ち上げの2カ月間に売れ行きは計画比で200%を超えていた。

 当社は美白の経験値が浅く、春に数字が上がっても秋には落ち着いてしまうと聞いていたが、同商品は現在も計画比150%を超えて好調に売れている。

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