液体輸送・保管専用コンテナ「MAXICON(マキシコン)」のレンタル事業を展開している住商グローバル・ロジスティクス(SGL)は3月17日、都内ホテルでマキシコン20周年記念パーティーを開催した。
会の冒頭、今年3月末日付で同社の代表取締役社長を退任した福田康氏(現住友商事理事物流保険事業本部長)が挨拶に立ち、「数名で発足したレンタル事業が、今では協力会社を合わせて50名強のスタッフを抱え、レンタル基数も400基から1万6000基規模の事業まで拡大した。
マキシコンは折り畳みが可能な液体専用の内袋式1トン容量コンテナで、内袋は使い捨てであるため高い衛生品質管理が求められる食品・化粧品、トイレタリー業界のお客様を中心にご愛顧いただいてきた。今では当社の一営業本部を形成する事業に育ち、今後のさらなる飛躍に期待している」と述べた。
続いて、福田氏からバトンを受けた日比生(ひびお)裕一社長が登壇し、「8代目社長を拝命し、重責を感じている。誠心誠意お客様のために汗をかき、お客様の事業発展のために知恵を絞っていきたい」と挨拶した。
日比生新社長に今年の抱負を聞く
――マキシコン事業の近況についてお聞かせください。
日比生 マキシコンは現在、約250社の企業にご利用いただき、化粧品業界では約150社に導入されている。
――化粧品業界でのさらなる普及に向け、今年はどのような取り組みに注力されますか。
日比生 当社のグループ会社である住友商事は、2019年に創業100周年を迎える。
その節目に向けて、当社としては「拠点網の充実」「新容器の提案」に注力していきたいと考えている。
「拠点網の充実」に向けては、お客様の利便性を追求し、国内7カ所あるデポ・ネットワークをさらに強化するほか、海外拠点(上海、ソウル)の整備にも努めていく。
昨年からは東南アジアからの利用も開始され、アジア市場でマキシコンの需要が高まっている。そこへしっかりと対応し、節目の2019年に向けてマキシコン事業を現在の1.5倍にあたる2万4000基の規模まで拡大していきたい。
「新容器の提案」に向けては現在、軽量タイプの樹脂製容器の種類を拡大させていき、マキシコンを化粧品業界における液体輸送・保管のスタンダードとなれるように努めていく。
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この記事は週刊粧業 掲載
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