美容部員コンテスト、心と技を競い合う貴重な場としてさらなる強化へ

C&T 2015年12月15日号 29ページ

カンタンに言うと

美容部員コンテスト、心と技を競い合う貴重な場としてさらなる強化へ
 化粧品の対面販売において、美容部員はなくてはならない存在である。売場の最前線でブランドの顔として商品の魅力を語り、丁寧なタッチアップで相手の顔を整えていく。ともすると舌がなめらかな人が優位に立ちそうな世界だが、実はそうではない。

 確かにセールトークは大切であるが、それ以上に相手をきれいにして喜ばせたいという想い抜きではこの職業は語れない。

 有力メーカーが定期的に開催している美容部員の接客コンテストは日々積み重ねてきた成果を披露する晴れの舞台であり、ここで結果を出すとスキル&モチベーションアップにつながると言われている。そこで、各社のコンテスト概要とその活用状況を取材した。

 大手化粧品メーカーの美容部員コンテストの歴史は古く、「かなり昔から各地でやっていたため、正確な時期はわからない」(メーカー)というメーカーがあるほど。

 遅くとも70年代にはすでに存在していた。当時は今ほど接客においてカウンセリングが大きなウェイトを占めておらず、どちらかというとメークアップの色合いが強かったようだ。

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