【アンケート調査2016】20代・30代女性が求める化粧品(全般)とは

週刊粧業 2016年7月4日号 4ページ

カンタンに言うと

【アンケート調査2016】20代・30代女性が求める化粧品(全般)とは
化粧開始年齢は16~17歳
早期の若年齢化は困難か

 化粧品デビューはスキンケアが16.35歳、メークアップが17.48歳とスキンケアの方が1歳以上早い。(2016年度 消費者調査データ 質問項目・ローデータ購入 詳細ページはこちら

 スキンケアは洗顔フォームや石鹸などの洗浄系や、肌の乾燥対策として保湿化粧水やクリームなどから始まるケースが多いと推測される。

 化粧品の情報が氾濫し、店頭にもスキンケア製品が溢れている中、高校生になると肌のお手入れを始める女性が増えてくる。

 メークアップの使用アイテムは、かつては口紅から始まるケースが多かったが、最近はマスカラやアイライナーなどのアイメークもエントリーアイテムとして存在感が出てきた。ネールカラーから始めることもあるだろう。

 この結果をみると、化粧品の開始年齢はそれほど早まってはいない。おそらく個人差があり、ローティーンから始める人もそれなりにいるだろう。

 低価格化粧品が気軽に手に入る時代にあって、ユーザーの若年齢化が予想以上に進まないのは、若者社会特有の横並び意識の高さがあげられる。おそらく使用開始年齢が急激に早まることはないだろう。

 若年人口は減少傾向にあり、化粧人口の裾野を広げるには大人世代へのアプローチが欠かせない。高齢者の需要喚起対策が求められる。

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