高島屋玉川店 化粧品売場、国内顧客への活動強化で新客獲得が順調

週刊粧業 2016年10月24日号 17ページ

カンタンに言うと

高島屋玉川店 化粧品売場、国内顧客への活動強化で新客獲得が順調
 高島屋玉川店は、2014年10月にリニューアルを実施し、それまで手薄だったメークブランドを拡充し、オーガニックコスメ売場を新設するなど、化粧品売場を一新した。

 都内の百貨店とは異なりインバウンドの影響が少ない同店は、国内顧客に対する活動を強化することで着実に化粧品売場に顧客を増やしている。

 現在の施策の工夫について紹介する。

メークブランドが若い女性呼び込む
最寄駅の利用客増え相乗効果に

 2014年のリニューアルでは、「メークの打ち出し」をテーマに、売場の構成を大きく変えるリニューアルを行った。

 それまで、メークブランドは「RMK」や「シュウウエムラ」「ルナソル」があったものの、「シュウウエムラ」は2階にあり、婦人服と関連づけさせるように展開していたり、「ルナソル」に関してはスキンケアの方が強かったりと、新客を売場に呼びやすいメークブランドが少ない印象があったという。

 満を持して実施したリニューアルでは、化粧品売場全体で約100㎡拡大し、その中に都内百貨店でも人気の「アディクション」や「ナーズ」「ボビイブラウン」に加え、数々の美容雑誌でも注目を集めている「スリー」などを導入して20~30代を中心とした若い女性の新客獲得を図った。

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