一丸ファルコス、ダメージ毛を修復する植物由来原料を提案

C&T 2016年12月15日号 32ページ

カンタンに言うと

一丸ファルコス、ダメージ毛を修復する植物由来原料を提案
 一丸ファルコスは、洗髪やブラッシング、染毛、パーマの化学処理、紫外線などの外的ストレスなどによる髪・頭皮のダメージ要因を見出し、様々な髪の悩みに対して有効な植物由来の機能性原料を開発している。今回はその中から、近年の髪・頭皮ケアのトレンドに即した機能性原料として、「ファルコレックス コンフリーB〈コンフリーエキス〉」と「プロティキュート」を紹介する。

 「ファルコレックス コンフリーB」は、ヨーロッパ原産の多年草「コンフリー」(和名=ヒレハリソウ、ムラサキ科ヒレハリソウ属)の葉より抽出した成分。コンフリーは、古くから世界各地で傷や火傷、あかぎれなどの治療に用いられてきた。

 これまでコンフリーに関する研究報告では、コンフリー葉には、粘液やアラントイン、タンニン、コンソリジンのほか、ビタミンA、B1、B2、B12、C、E、ニコチン酸、パントテン酸、ゲルマニウム、カルシウムなどを含むことがわかっている。

 中でもアラントインは、コンフリーの有効成分として、抗炎症作用、細胞増殖作用、角質融解作用、壊死組織除去作用などの有効性が報告されている。

 一丸ファルコスは、コンフリー葉の有効性に着目して研究を進め、強力な抗炎症、抗アレルギー作用が期待される「ヒスタミン遊離抑制作用」を確認した。

 そのほかにも「接触皮膚炎抑制作用」「ヒアルロニダーゼ阻害作用」「IgE抗体産生抑制作用」「エラスターゼ阻害作用」など複数の肌への有効性が期待される作用を見出しており、敏感肌向けの製剤を中心に、様々なコンセプトに対応できる機能性原料として採用実績を伸ばしている。

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