Dear Laura 大竹口氏、仕事と育児に奮闘、後進の道標に

週刊粧業 2017年10月23日号 21ページ

カンタンに言うと

Dear Laura 大竹口氏、仕事と育児に奮闘、後進の道標に
 2007年2月に入社した企画部マネージャーの大竹口奏子氏は商品企画一筋。今年で入社11年目を迎えた。

 1年間の育休を経てこのほど復帰し、仕事と家庭を両立させながら活躍する大竹口氏は女性社員にとって励みになる存在に違いない。

 企画統括の立場で活躍の場を広げている大竹口氏に仕事に対するスタンスと今後の抱負を尋ねた。

 ――Dear Lauraに入社を決めた理由からお聞かせ下さい。

 大竹口 前職は美術の教員をしていたが、退職して職業訓練校で企画立案について学んだ。そこで「デザイナーより企画の仕事が向いている」とアドバイスを受け、「全国に売場があること」「プチプラアイテムをつくっていること」「自分がかわいいと思う商品をつくっていること」を条件に企画の仕事を探した。

 そこでDear Lauraの「ネイルステッカーのデザインをしてみませんか」という求人に惹かれて応募した。小さな商品に込めた想いを感じたからだ。「Pa」のプチプラネールなど商品に共感できる部分が多く、この会社なら自分が役に立てるかもしれないと思い、面接でアピールした。

 私は入社以来ずっと商品企画を担当してきた。商品の企画立案、販促物のデザインなどを手がけ、この3年間は管理業務も担い、今は全体の管理進行、商品企画の監修を主に担当している。

 ――これまで担当した企画の中で印象に残っている商品は何ですか。

 大竹口 メークブランド「ABコスメ」を立ち上げた時に全アイテムの企画を担当し、自分が使いたいものを創ろうとテクスチャーや色選びにこだわって一生懸命つくった。

 爆発的なヒットにはならなかったが、@cosmeでの評価が高かったのが個人的にすごく嬉しかった。もう1つは20色のアイシャドーパレット「20Colors」で、全色のテクスチャーと発色を確認しながら商品の見え方も考えてつくり、ヒットにつながった。

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