化粧品専門店アンケート、強みを活かしネットと共存する方向に

週刊粧業 2017年10月23日号 6ページ

カンタンに言うと

化粧品専門店アンケート、強みを活かしネットと共存する方向に
 今回アンケートの協力をいただいた化粧品専門店15社が出店している立地は、「中小規模商店街」が66.6%、「SC・駅ビルのテナント」が20.1%、「住宅地単独店」が13.3%となり、路面店中心の回答となっている。(「大型商店街」と「その他」はナシ)。

 「商圏における最大のライバル業態」について聞いてみると、昨年と同様、「ドラッグチェーン」(以下、ドラッグ)が最も多く、21Pを獲得した。

 2位から4位は、成長市場である「通販」が14P、インバウンドを追い風に好調な「百貨店」が13P、地域密着型の店づくりを進める「GMS」が11Pと拮抗し、同程度にライバル業態として見ている。「化粧品専門店」は4Pで同業者を競合とみる傾向は年々弱まっている。

 2年前の前々回では、通販はドラッグと並んで40P以上を獲得し、ライバル業態とみる傾向が強かったが、昨年はドラッグが61P、通販が28Pとなって大きく水をあけ、今年もその傾向が続いている。

 見方を変えれば、周辺のリアル店舗を総体的に競合と見る傾向が強まったともいえる。

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