環境ストレスケアコスメ、加齢とは異なる肌の老化に肉迫

週刊粧業 2018年2月5日号 1ページ

環境ストレスケアコスメ、加齢とは異なる肌の老化に肉迫
 加齢による老化とは別に生活環境の中で受けるストレス(環境ストレス)を要因とする肌の老化メカニズムが解明され、それに対する認知が拡大している。

 環境ストレスは、紫外線や大気汚染物質、排気ガスに代表される外的要因、疲れや睡眠不足、栄養バランスなど心身の健康状態と関わる内的要因の大きく2つに分けられ、様々な角度からアプローチできることから注目を集めている。

「糖化ケア」「抗糖化」の認知拡大
内外エイジングケア市場で脚光

 加齢とは異なる肌の老化要因としては、「糖化」と「酸化」の2つが大きく関与しており、環境ストレスにアプローチする化粧品の多くが、2つを防ぐことを目指していると言っていい。 

 2011年に同志社大学生命医科学部内に発足した糖化ストレス研究センター(京都府・京田辺市)では、糖化による老化現象を「糖化ストレス」と名付け、糖化ストレス対策の研究を専門的に取り組んでいる。

 近年は、「糖化は老化」をテーマにアンチエイジングや疾病予防としての糖化ストレス対策に関する企業とのコラボレーションや啓発活動も行っている。

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