PLAZA、人気キャラクター「ケアベア」の意匠で商品力昇華

週刊粧業 2018年3月19日号 7ページ

PLAZA、人気キャラクター「ケアベア」の意匠で商品力昇華
 輸入生活雑貨店PLAZAやMINiPLAなどを全国に130軒超の規模で展開しているスタイリングライフ・ホールディングス プラザスタイルカンパニーは、3月1日から4月4日まで全店で春秋恒例という化粧品の販売強化策「BRAND NEW COSMETICS プロモーション」を展開している。

 今回は開催史上初めて、同社が商品化権を有している人気キャラクター「ケアベア」(Care Bears)を容器等に冠した取り組みが話題を呼んでいる。

 折から化粧品の売上が増加し続けているという同社には、「直営店事業」「フランチャイズ事業」「ライセンス事業」の3項目があり、今春のプロモーションは2つの店舗事業とライセンス事業の「共闘」の格好で社内的な関心が高まっているように見える。

 販促宣伝本部が選出した渋谷109店の模様を紹介する。

販促策は歴史を背景に深みと厚み
メーカーの販促立ち上げも後押し

 取り組み開始は1966年の創業当時からと歴史に彩られている同プロモーションは、販促宣伝本部によるとかつては「舶来化粧品まつり」の呼称で運営してきた、売る側と買う側の双方に根づいた看板的な販促期間だという。

 また、売り手と買い手だけにとどまらず同プロモーションは「メーカーさまの施策に合わせている。春夏秋冬と例年同時期に新作が入るようにしている」(販促宣伝本部 広報担当)という側面があり、季節要因や売上、在庫残高は横へ置き、盟友にほかならないメーカー各社のシーズン立ち上がりを支援できる副次的効果も持ち合わせているという。

 ただ、同社から見て「メーカーさまにはライセンシーになっていただき、コスメ部隊とライセンス部隊が協働で稼ぐ」(同)構造がここにある。整然である故「ちゃっかり者」といえそうな権利ビジネスは2018年、強化の位置づけにあるという。

 さらに、本題が進み行く前に取材対象が「なぜ渋谷109だったか」を明らかにしておく必要がありそうだ。

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