静岡伊勢丹、化粧品構成比10%超の地方百貨店

C&T 2018年3月15日号 28ページ

静岡伊勢丹、化粧品構成比10%超の地方百貨店
 不採算店のスクラップなど地方百貨店の疲弊が進む中で、三越伊勢丹HD傘下の静岡伊勢丹が5期連続増益を果たすなど気を吐いている。雨宮潔社長によると、2018年3月期は増収増益を射程に捉えているという。

 他の地方百貨店にとって活力源となりそうな業績推移に加え、静岡伊勢丹は似た商環境に立つ同業者が秘訣を知りたくなりそうな事象を持ち合わせている。

 それは、一般的に地方百貨店の総売上高に占める品目別構成比のうちで化粧品が「5~6%ではないか」(雨宮氏)という標準値に対し、同店は「シェアは10%を超えている。今期でいうと20億円に達する」などコスメが幅を利かせている。

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