ライオン中間決算、6期連続の増収増益を達成

粧業日報 2018年8月22日号 1ページ

ライオン中間決算、6期連続の増収増益を達成
 ライオンの2018年度第2四半期決算(IFRS、1~6月)は、売上高が前年同期比3.4%増(為替影響を除く実質2.4%増)の1684億8400万円、従来の営業利益にあたる事業利益が0.1%増の125億5000万円、営業利益が43.7%増の178億7200万円、税引前利益が40.0%増の185億3200万円、四半期利益が76.9%増の169億5200万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が58.9%増の139億3500万円となり、日本基準を採用していた前期までを含めて第2四半期として6期連続の増収増益となった。

 国内事業では、ハミガキ、ハブラシ、デンタルリンス、洗濯用洗剤、柔軟剤、点眼剤等において新製品を導入し、積極的なマーケティング施策により育成を図るとともに、リビングケア分野では新しい生活習慣を提案する新製品を発売した。

 海外事業では、オーラルケア、ビューティケア等のパーソナルケア分野を中心に、重点ブランドの育成、収益性の向上に取り組んだ。

 事業セグメント別では、一般用消費財が売上高で4.2%減(外部売上ベース0.7%増)の1108億2000万円、事業利益で7.2%増の80億4000万円、産業用品が売上高で9.2%増(同5.0%増)の283億1000万円、事業利益で37.0%増の13億5000万円、海外が売上高で4.5%増(為替影響除く実質0.5%増、外部売上ベース6.6%増)の522億円、事業利益で13.3%増の28億9000万円、その他が売上高で7.0%増の154億3000万円、事業利益で7.0%増の6億3000万円と、全セグメントで増益となっている。

 「一般用消費財事業は48億円(4.2%)の減収となっているが、その大部分はライオンパッケージング(市原)の事業を千葉工場に集約したことにより、グループ内取引が減少したことによるものであり、外部売上ベースでは0.7%の増収となっている」(榊原健郎取締役上席執行役員)

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