ユニファースト、化粧ポーチOEMが好調で2ケタ増収増益を継続

粧業日報 2018年10月31日号 6ページ

ユニファースト、化粧ポーチOEMが好調で2ケタ増収増益を継続
 1981年の創業で、化粧ポーチやトートバッグなどの縫製品を中心としたノベルティグッズOEMを展開するユニファーストは、化粧ポーチOEMの受注が好調に推移し、今期(2018年12月期)は5期連続の2ケタ増収増益を見込んでいる。

 営業担当の全聖愛(ジョン ソンエ)氏によると、好調の要因として「当社では約30年の実績があり、素材に至るまで提案の引き出しが多い。ブランドの世界観を毀損しない優れたデザイン力に加え、万単位の大ロットから500個の小ロットまで柔軟に対応できる点が高く評価されている」と説明する。

 ユニファーストでは、今期の売上高が26億円で着地する見通しで、2019年に売上高を30億円、2020年に35~40億円の達成を目標に掲げる。

 その実現に向けて、今期からは、アメニティや雑貨の自社ブランドの開発に着手し、OEM事業に次ぐ新たな柱の育成にチャレンジしている。来期に向けては、同社が強みとする「対応力」「生産」の強化をさらに推進していく方針だ。

 対応力の強化では、経営者も含めて社員全員のパフォーマンスを向上する取り組みを最優先課題とし、定期的な社員研修と社員間の情報共有を徹底してチームで顧客に対応できる体制を整備するほか、サプライヤーとの関係強化に注力していく。

 生産ネットワークの拡充に向けては、現状で展開している中国の提携工場(山東省・上海)以外にASEANでの生産拠点の開拓を目指す。

 既にベトナムとカンボジアではスポーツバッグのOEM生産を開始し、今後は化粧ポーチにも対応していくという。

 「クライアントの化粧品販売を支援することがノベルティに求められる最大の役割であり、商品自体はもちろん、おまけで付いてくるポーチやトートバッグが素敵なものであれば、それが相乗効果になって商品の購入を大いに後押しできると確信している」(全氏)
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