岩瀬コスファ、更年期の肌に有用な海洋性由来のEPSを展開

C&T 2019年6月17日号 48ページ

岩瀬コスファ、更年期の肌に有用な海洋性由来のEPSを展開
 岩瀬コスファは、海洋性微生物由来のEPS「CELLYNKAGE(セリンケージ) marine ingredient」(リポテック、CELLYNKAGEはリポテックの商標登録)と、高浸透天然ダブルセラミド製剤「デリソーム CX2」(大日本化成、デリソームは大日本化成の商標登録)の展開に注力している。

 「CELLYNKAGE marine ingredient」は、スペインの特殊な塩性生息環境にみられる微生物からバイオテクノロジーを利用して採取したEPS(細胞外多糖類)の一種となっている。

 「更年期以降の肌は、皮膚の厚さが毎年1.13%ずつ減少し、最初の5年間でⅠ型コラーゲンとⅢ型コラーゲンは30%減ってしまう。この原因は、更年期におけるエストロゲンなどのホルモン減少によって、表皮細胞同士のコミュニケーションを支える膜貫通タンパク質のコネキシンが減少してしまうことにある。そこで『CELLYNKAGE』は、このコネキシンの量を増加させることで、細胞間のコミュニケーション改善と、皮膚機能やホメオスタシスの正常化を促進していく」(同社)

 既にIn vitro試験では、コネキシン遺伝子発現度の強化や表皮細胞間コミュニケーションの強化などに有用であることが確認されている。

 一方、vivo試験では、皮膚の若返り効果について、表皮の厚さや肌のキメなどに関する調査を実施している。

 試験では、更年期の女性(50~60歳)の女性を対象に、顔の片側へ「CELLYNKAGE marine ingredient」を2%含有するクリームを、反対側へプラセボクリームを1日2回56日間塗布し、処理の前後で効能に関する結果を測定した。

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