テクノビューティーサプライ遠藤社長、高品質ヘアケア製品を提案

週刊粧業 2019年9月2日号 16ページ

テクノビューティーサプライ遠藤社長、高品質ヘアケア製品を提案
 テクノビューティーサプライは化粧品OEMメーカーとして、幅広い製品の製造開発を行っている。

 大学を卒業後、化学メーカーに勤務し、多くの化粧品メーカーの研究開発に携わってきた同社代表の遠藤照夫氏は1978年、テクノビューティーサプライの前身となる会社を設立した。

 設立と同時期に遠藤氏は、アメリカから育毛剤を輸入するというプロジェクトにインストラクターとして参加し、3年かけて北海道から鹿児島まで、全国のサロンを回り、同育毛剤の普及に努めた。

 当時、業界に先駆けて頭皮環境に着目していた遠藤氏は、毛髪科学の基礎理論を説明することで、商品の普及活動を行ったという。

 同商品には当時、まだ採用例の少なかったホホバオイルが配合されていた。皮脂バランスの改善に最適なホホバオイルに着目した遠藤氏の説明は、毛髪科学への関心が薄い美容師が多い中で、科学的な知見に基づいていることから効果的だったという。

 こうした活動を経て、1989年には自社工場の設立に至った。ヘアケア製品を中心に幅広い製品を製造しており、品質・信頼性の高いOEM事業を行っている。

 中でも、遠藤氏の毛髪への知見の深さから、ヘアケア製品への問い合わせは多いという。

 同社のシャンプーが、ある商社の目に留まり、ラジオショッピングでの販売が行われたこともあるという。高品質な同社のシャンプーの評判は瞬く間に広がり、全国各地のラジオ放送局からのオファーが殺到した。

 また、「化粧品分野でも泥臭く生産者のこだわりを打ち出すことも効果的だ」という遠藤氏は、販売会社からの要望に応じて、自ら広告塔として露出することもあるという。

 これまで数千種類もの商品を製造してきた同社の開発力・技術力は、高い評価を受けている。遠藤氏の深いこだわりによって、同社は他社にない商品を産み出していく。
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