マイスター、ハンドメイドによる高品質マスクOEMが好調

C&T 2019年9月17日号 82ページ

マイスター、ハンドメイドによる高品質マスクOEMが好調
 美容マスク専門OEMのマイスター(本社=大阪市西区、野田耕一社長)は、自動機による大量生産が主流となっているマスク製造において、取引先の要望に応じてマスクの型や厚みを細かく調整する「ハンドメイド」を基本とし、徹底した品質管理体制のもと付加価値の高い美容マスクを提案している。

 現在の受注状況やマスク製造でこだわっているポイントなどについて、工場長の永易愛子氏と製造部の清家知剛氏に話を伺った。

女性社員1人ひとりの丁寧な手作業にこだわり
徹底した品質管理体制で良質なマスクを提案

 「化粧品づくりの匠になりたい」という思いを込めてマイスター(匠)を社名に掲げ、2004年に創業した同社では、愛媛県新居浜市にマスク製造工場を構え、顔用だけでなく目もと用やハンド、デコルテ、背中、バストなど自動機で対応しにくいマスク製品のOEMを幅広く手掛けている。

 永易工場長によると、新居浜工場に勤務する従業員23名は全て正社員で、製造ラインを担当する18名全員が女性だという。

 製造ラインでは、コットンとレーヨンを合わせた不織布の原反ロールからマスクを型抜きし、型の抜き加工から折り加工までを手作業で行い、「女性が欲しいと思うマスクを女性の手で作る」(永易工場長)ことにこだわっている。

 主力のフェイスマスクOEMでは、1日の生産量が1枚入りタイプのフェイスマスクが2万個、集合(30~36枚入り)タイプが4300~4400個だという。

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