2020年化粧品OEMアンケート調査、成長鈍化も拡大基調は継続

週刊粧業 2020年2月24日号 6ページ

2020年化粧品OEMアンケート調査、成長鈍化も拡大基調は継続
 週刊粧業では、具体的な経営事情や受注状況がなかなか見えづらいOEM業界の実態を探るため、年に1度「化粧品受託製造メーカー・アンケート調査」を実施している。

 2020年は19年と同数の全27社から協力を得て、その結果をまとめた。業績見通しや商品政策の方針とともに、雇用・人材に関する取り組みや今後のOEM市場予測など、各テーマに沿って解説する。

2019年業績は横ばい・後退が過半も
2020年予測は伸長の見通しに

 今期(2019年度)の業績見通しについて、OEM27社に総合評価を聞いたところ、「伸長」と回答した企業は前回調査の21社(80・8%)から8社減の13社(48・2%)となった一方で、「横ばい」(19.2%→29.6%)と「後退」(3.8%→22.2%)がいずれも前回からポイントを伸ばし、横ばい・後退が過半を占める結果となった。

 また、対前年比では「増加」と回答した企業が8社だったが、「横ばい」または「減少」と回答した企業が10社となった。

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