ポップアップを軸にした体験価値ブランディングに注目

週刊粧業 2020年4月13日号 11ページ

ポップアップを軸にした体験価値ブランディングに注目
 プロモーション手法の1つとして、ポップアップストアはアパレル業界や食品業界をはじめ多くの業種で実施されてきた。

 化粧品業界でも、様々な趣向を凝らしたポップアップストアが開催されている。その体験価値やイベント性、SNSとの親和性などが注目され、ポップアップストアは売上や商品理解の枠組みを超えたコミュニケーションへと発展している。

 本特集ではポップアップストアを実施したブランドを対象に、その取り組みや実施後の反響などを伺った。

 CBREが発表したレポート「開花するポップアップストア ~新しいリテールスタイル~」では、東京の主要リテールエリア(銀座、表参道・原宿、新宿、渋谷)において、路面店舗スペースに出店したポップアップストアに関する調査結果がまとめられている。

 近年、従来の百貨店やショッピングセンターに加え、ブランドの世界観をより表現できる路面店舗での出店が増加している。

 同レポートによると、2018年のポップアップストア出店数は2015年の284件から34%増の380件となった。

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