化粧品OEM・原料・容器各社の研究開発、ニューノーマル対応が活発

週刊粧業 2020年7月13日号 51ページ

化粧品OEM・原料・容器各社の研究開発、ニューノーマル対応が活発
 新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、化粧品OEM・原料・容器メーカー各社においては企業訪問などリアルな場で自社の技術・製品をアピールする場が大きく減少している。

 そこで、今特集ではこうした化粧品業界を支えるサプライヤー企業20社にスポットを当て、「新しい生活様式」が求められ、人々のライフスタイルや価値観が大きく変化する中、ニューノーマル時代における新たなニーズやトレンドに対応するこれからの化粧品づくりや、最新の研究成果などを聞いた。

スピード感のある研究開発力の
向上めざしR&D体制を強化

 今回、取材企業の半数を超える15社が登場したOEMでは、コロナ禍において美容に対する生活者の意識や消費行動の変化を敏感に汲み取り、今後の需要増が見込まれるOEM製品の開発・提案を進めている。

 そこで重要なのが、「スピード感のある研究開発力」であり、各社ではこれを向上するために研究所の新設や増築を推進する動きが目立っている。

 国内最大手の日本コルマーでは、内需の減速やインバウンド消費が期待できない状況から、海外事業の成長拡大が不可欠と考え、グローバル対応のR&D体制を強化している。

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