パーソナライズドコスメ、ビッグデータの活用で肌解析が進化

週刊粧業 2020年11月9日号 10ページ

カンタンに言うと

  • 専門家の助言と合わせ満足度向上へ
パーソナライズドコスメ、ビッグデータの活用で肌解析が進化
 富士経済の調査によると、2019年のパーソナライズ化粧品の国内市場は「APEX」(ポーラ)のリニューアルや「MEDULLA」(Sparty)の認知拡大、参入ブランドの増加等を背景に、前年比94.0%増の130億円と急拡大した。

 20年はコロナ禍によりECを主軸とするヘアケアブランドが好調な一方、店販を主軸にするブランドは苦戦しており、前年比8.5%減の119億円になると見込まれている。

 消費者のライフスタイルが多様化するのに伴い、企業のマーケティング戦略は画一的な商品やサービスを不特定多数に届ける「マスマーケティング」から市場を細分化して特定顧客にアプローチする「ターゲットマーケティング」へと変化してきており、化粧品市場では近年、顧客1人ひとりにパーソナライズドした商品・サービスの提供が活発化している。

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