ホルス、サイタイ血由来幹細胞培養液を実現

週刊粧業 2021年5月17日号 9ページ

カンタンに言うと

  • 完全国産化で有用性データも紹介
ホルス、サイタイ血由来幹細胞培養液を実現
 化粧品の原料開発からOEM、消費者向け販売をグループで手掛けるホルスは、完全国産化を実現したエイジングケアの新原料「サイタイ血幹細胞培養液」を中心に、新たに内服データを取得した「プラセンタエキス」「発酵熟成プラセンタエキス」の有用性等を紹介する。

 今回のメイン原料は、完全国産化が実現した、究極のエイジングケア原料「サイタイ血幹細胞培養液」だ。

 臍帯(へその緒)血に含まれる幹細胞を培養するときに得られる上清液で、20~30代の日本人由来の臍帯血に含まれる幹細胞を使用。臍帯血の採取から製造まで全て国内で行っており、各種有用性試験も実施しているという。

 同原料の技術発表も実施予定で、最終日の5月21日(14:45~)に、有用性試験などデータを交えて詳しく報告する。

 出展ブース(ホールD4―17)ではさらに、独自の機能性や特長を有する多様な原料を展示する。

 「世界初」(同社)の「発酵熟成コラーゲン液」は、酵母による発酵とパイナップル果汁による低分子化で、コラーゲンの浸透性が上がり高い有用性を発揮する。全成分表示に「水」表記が不要で水の代わりに化粧品への高配合が可能となり、商品イメージ向上も期待できる。

 「発酵熟成プラセンタエキス」も、プラセンタエキスを酵母と黒糖で発酵・熟成させ、有用成分(ビタミン・ミネラル・アミノ酸など)の増加に成功。肌効果や抗疲労効果、吸収率を高めた。

 さらに、独自手法で有用成分を高濃度に抽出した「プラセンタエキス・プラセンターリキッド」や、クリーム等油性剤型へ配合できる「油溶性プラセンタエキス」も揃える。

 また、多種多様なサイトカインを豊富に含有し、再生医療分野でも注目される「羊膜エキス・サイタイエキス」や、ナノソーム化で吸収率をアップした国内製造の「EGF・FGF・KGF」など、医学知見を取り入れた原料も紹介する。

 植物由来原料では、日本三大銘茶の茶の実から抽出した植物オイル「狭山茶シードオイル」を提案。丁寧に圧搾された国産のチャ種子油は、海外産に比べて有用成分が豊富に含まれており、医薬部外品にも配合できる。

 加えて、目元のくま・たるみを改善する働きが期待できるビタミンK含有植物原料「Kコンプレックス」や、同機能を有しながら「狭山茶の茶種子油」配合で医薬部外品にも使用できる「KコンプレックスP」、シベリア高山に自生し抗糖化・抗酸化作用に優れた天然ハーブ「イワベンケイ根エキス」等も揃える。

 このほか、低刺激で泉質の良さが特徴の弱アルカリ性「湯河原温泉水」や、「SAMe」を含有した酵母331株で優れた美肌効果を発揮する「酵母エキスーSAMe」、抗ウイルス・抗アレルギー作用を持つ「ツバメの巣エキス」等ユニークな原料を紹介する。

 「オリジナル原料を活かしたOEM製品も多数展示する。独自原料で作る唯一無二の製品をぜひご覧いただきたい」(三井幸雄代表取締役)
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > ホルス、サイタイ血由来幹細胞培養液を実現

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop