山川貿易、社会・精神・身体を良好に導く「ウェルビーイング」をテーマに出展

週刊粧業 2021年5月17日号 17ページ

山川貿易、社会・精神・身体を良好に導く「ウェルビーイング」をテーマに出展
 欧州系化粧品の発掘・調達に強みを持つ山川貿易は、第10回CITE JAPANで、「ウェルビーイング」をテーマとした原料を紹介する。

 「ウェルビーイング」とは、精神的・身体的・社会的に満たされる考え方で、コロナ禍で国内にも認知されてきた。今回は3方向からアプローチする原料を紹介する。

 スペインのVytrus(バイチュラス)社が開発・製造する植物幹細胞エキスは、環境に配慮しつつ、心身も良好に導く多数の原料が揃う。

 原料の培養時には、耕地土壌や水の使用量、CO2排出を削減した方法を採用しているという。

 中でも、ウコン幹細胞由来原料「ターメリアゼンPRCF」は、抗炎症効果の他、ストレスによる老化からの保護効果などが確認される。

 一方、ノニ由来の「デオバイオーム ノニ PRCF」は、細菌叢内の情報伝達をコントロールし菌バランスを整える新規性の高いアプローチの原料だ。

 このほか、スウェーデデンの油脂メーカー・AAK社が開発したトレーサビリティやフェアトレードに配慮されたシアバター、効果実感に優れた天然セラミドなど、精神・身体・社会を良好に導く幅広い原料を揃える。

 技術発表では、5月19日(12時30分~13時)にE会場で、「ウェルビーイング」に焦点を当てた内容のほか、新原料として、美白機能を有する地中海原産の「ティメリアエキス」も紹介する。

 「『ウェルビーイング』を切り口とした提案により、新たなコンセプトの化粧品づくりに貢献したい」(同社)

 また今回も仏CODIF(コディフ)社の総代理店を務めるイクノス社と、新たにパール剤を中心に扱うインド・Sudarshan(スダルシャン)社が共同出展する。
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