マンダム、2021年3月期は2割減収で営業赤字に

粧業日報 2021年6月1日号 2ページ

カンタンに言うと

  • 外出自粛の影響で「ギャツビー」と「ビフェスタ」の主力製品が苦戦
  • 新VI・企業スローガンを策定
マンダム、2021年3月期は2割減収で営業赤字に
 マンダムの2021年3月期決算は、国内・海外事業ともに新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛や消費低迷の影響を受けて、売上高が前期比22.6%減の633億1000万円で減収となり、その減収分を販管費の削減でカバーできず、営業損失が7億9300万円、経常損失が2億7300万円となった。

 売上減少による粗利額が減ったことに加え、生産効率の低下による原価率の上昇も響いた。営業損失を計上したのは40年ぶりだという。当期純利益は80.7%減の8億6000万円だった。

 エリア別で、「日本」は3Q以降の下期に回復基調がみられたものの、上期が天候不順によりフェイシャル&ボディペーパーなど夏季シーズン品が苦戦し、売上高が15.9%減の388億4700万円、営業損失が2億5500万円(前期は30億1500万円の営業利益)となった。

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