ドラッグストア2020年度決算、コロナ禍で主力カテゴリーが苦戦

C&T 2021年6月15日号 39ページ

カンタンに言うと

  • 調剤拡大とDX推進が課題に
  • 上位チェーンの寡占化が進展、インバウンド次第で市場は激変
ドラッグストア2020年度決算、コロナ禍で主力カテゴリーが苦戦
 ドラッグストアはコロナ禍で衛生用品、日用品、食品が好調だった一方、インバウンド需要の消失や外出自粛の影響で化粧品、医薬品が苦戦した。各社の業績をみると、店舗立地によって明暗を分けた。郊外立地のウェイトが高いチェーンは巣ごもり需要を取り込み好調だったが、都心型中心のチェーンは苦戦を強いられた。

 コロナ感染が再拡大し、先行きが不透明な中、インバウンド需要は依然、回復の兆しが見られない。また前年のマスク、消毒液など感染対策商品が急増した反動もみられる。

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