フジカワ、リアル店舗の価値向上に向け体験型の充実とデジタル化を推進

週刊粧業 2021年11月1日号 7ページ

フジカワ、リアル店舗の価値向上に向け体験型の充実とデジタル化を推進
 愛媛県松山市内にコスメショップ3店舗を運営するフジカワは、コロナ禍でアプリの導入やLINE会員の獲得、ECサイトの運営などデジタル化を推進し、地元に根ざす老舗企業としての存在価値を高めている。同社4代目の藤川正英社長に話を聞いた。



状況を見ながらタッチアップ再開
眉レッスンの実施で店舗に活気

 同社は、愛媛・松山市内に路面店「フジカワ 銀天街本店」(売場面積約25坪)と、大型ショッピングセンター内のテナント店として「フジカワ 南松山ジョー・プラ店」(約35坪)、「フジカワ  フジグラン松山店」(約20坪)の計3店を運営している。

 「銀天街本店」は、現在の地で60年以上、化粧品店として地元住民に親しまれてきた。顧客層は、高校生から90代まで幅広く、親子3世代での利用もある老舗店舗で、これまでに様々な苦難を乗り越えてきた。

 3店のうち、コロナ禍の影響を最も受けているのはこの銀天街本店だが、「リアル店舗の存在価値、そして『フジカワ』が築いてきた価値を考え直すきっかけになり、地元に根ざしている店舗として進むべき方向性も見えてきた」と藤川社長は語った。

 それでも、市中にコロナ感染が拡大しはじめた昨年4月中旬は、「手さぐりで経営していくほかなかった」と振り返る。

 市内の大型ショッピングセンターや百貨店・デパートなどが休業・時短営業をとる中、ナショナルチェーンの中にも自主的に休業する店舗が出始め、働くスタッフの間にも不安感が漂ったという。全店でゴールデンウィーク中を休業にし、会員顧客向けに取り入れる宅配サービスでの対応に切り替えた。

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