第一三共ヘルスケア、独自の動物実験代替法を考案

訪販ジャーナル 2021年11月29日号 7ページ

カンタンに言うと

  • スキンケア製剤の微弱な皮膚刺激性を検出することが可能に
第一三共ヘルスケア、独自の動物実験代替法を考案
 第一三共ヘルスケアは、低刺激性スキンケア製剤の微弱な皮膚刺激性を検出し、安全性を評価する動物実験代替法について研究を重ね、その成果を日本動物実験代替法学会 第34回大会(2021年11月11日~13日)にて発表した。

 同社は、高い安全性が求められる敏感肌向け・乳幼児向けスキンケア製品の開発を目指す中、健常な肌では問題とならないような微弱な刺激性についても確認する必要があると考えた。

 しかし、皮膚刺激性試験における既存の動物実験代替法では、比較的強い刺激性物質(GHS区分1・2)については検出できるものの、微弱な刺激性を検出することは難しく、低刺激性スキンケア製剤に対する安全性評価において定められたガイドラインも存在しなかった。

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