森友徳兵衛 全卸連会長、長期的に生き残る組織づくりを推進

週刊粧業 2022年1月1日号 57ページ

カンタンに言うと

  • 自社のドメインを明確に定め適切な投資でさらなる成長へ
  • 社会全体の健康寿命の延伸へシニア世代の活性化策に注力
森友徳兵衛 全卸連会長、長期的に生き残る組織づくりを推進
 全国化粧品日用品卸連合会(全卸連)では、地域卸をはじめとした中小企業の競争力向上や次世代育成の施策を積極的に行いながら、業界全体の活性化に取り組んでいる。

 2022年はシニア世代のフレイル(虚弱)対策市場拡大を見据え社会全体の健康寿命延伸を目指すほか、シニア世代や業界内の活性化を図る「ボウリング大会」の開催も推進する。

 これまでの振り返りから地域卸の課題と生存戦略、今後の施策について、全卸連の森友徳兵衛会長に話を伺った。

自社のドメインを明確に定め
適切な投資でさらなる成長へ

 ――全卸連の現況はいかがですか。

 森友 会員数は毎年一定数減っており、実際に平成元年に約1750社だった会員数が8割以上減少した。

 要因として脱会した企業ももちろんあるが、地域卸を中心に後継者不足や業績悪化による廃業・倒産、吸収合併といったケースも多くある。

 そこで全卸連では引き続き、年々数が少なくなっている地域卸をはじめとした中小卸の活性化を掲げた活動に注力している。

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