日本コルマー、グローバル対応を強化し持続的成長へ

週刊粧業 2022年2月28日号 8ページ

日本コルマー、グローバル対応を強化し持続的成長へ
 化粧品・医薬部外品OEM/ODM国内最大手の日本コルマーは2022年3月期、「巣ごもり美容」の需要拡大が明るい材料となり、第3四半期までで売上高が前年同期比約5%増で推移している。

 神崎友次会長に話を聞いた。

 ――2022年3月期も終盤を迎え、18期連続増収も見えてきました。振り返ってみていかがですか。

 神崎 国内化粧品市場は、20年に続いて21年もメークアップを中心に厳しい市場環境が続いており、化粧品OEM/ODM業界もその影響を受けている状況である。

 ただ、悪い状況の中にも良いところはあり、そこをいかに見つけだし、対応していけるかどうかが重要だと考えている。

 単なる下請けにならないよう、取引先や製造品目の分散化を図りながら、景気や特定取引先に左右されにくい経営体質を長年かけて構築・強化してきた。

 分散政策の一環として、自然災害へのリスクヘッジも考慮し、工場と研究所の多拠点化を進め、現在は5研究所・7工場体制であらゆる化粧品を開発・製造している。分散政策を推進しつつ、常に市場動向や取引先の状況などを注視し、軌道修正をかけながら計画達成を目指している。

 今期はスキンケアやヘアケアなどのカテゴリーで新規案件を獲得できている。加えて店販チャネルが苦戦を強いられる中、一部の通販チャネルからヒット商品が放たれたこともプラス要因となった。

 ――アフターコロナに向けた貴社の成長戦略をお聞きします。

 神崎 コロナの感染状況次第であり、引き続き分散化政策を推進することで環境の変化に対応していくことになる。

 国内においては現在、研究員180名体制で基礎研究から処方開発まで取り組んでいるが、今後も先進的な研究開発や技術開発を進めて競争優位性を高めていく。

 中長期的には海外の成長マーケットへの取り組みを成長エンジンにしていく。

 当社は、化粧品市場が大きく成長する中国に3つの生産工場を保有し、経済発展が進む東南アジアではベトナム工場(コルマーベトナム)を設立している。まずはアジア市場でグローバル対応を強化し、持続的成長を実現していく。
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