天真堂、Webに特化したOEMで新規参入をサポート

　「アジアをつなぐ美と健康の企画マーケティングカンパニー」を企業ビジョンに掲げる薬用化粧品・機能性表示食品OEMメーカーの天真堂は、業界参入を目指す新規クライアントに向けて、Webに特化したOEMメーカーの強みを活かし、「EC通販支援」「越境ECや輸出による海外進出支援」「健康食品のD2Cビジネス支援」の3つを柱にサポートを行う。

　EC通販支援では、商品の企画開発から製造、物流・コールセンター、販促支援といった通販に必要な各種サービスをワンストップで展開し、スタートアップ企業や異業種企業の新規事業の立ち上げをトータルでサポートする。今年は処方開発のメンバーを増員し、提案処方・企画のさらなる拡充に努めている。

　越境ECや輸出によるによる海外進出支援では、中国を始めとした海外法人からのOEM受注が拡大していることを踏まえ、海外輸出向けの処方開発だけにとどまらず、現地への輸出申請、マーケティングなどあらゆる面から、在籍する中国人スタッフが中心となってグローバル展開をサポートする。

　健康食品のD2Cビジネス支援では昨年11月、プロテインを中心に健康食品の開発・製造を行うグローバル伸和製薬の全事業を承継し、岩手八幡平工場を開設した。今後は設備投資を進め、受注対応品目を拡充していく。

　天真堂ではこのほか、新たなサービスとして「商品コンセプト設計」のコンサルティングを開始し、長年EC通販事業立ち上げをサポートしてきた経験豊富なコンサルタントが、マーケティングの柱となる商品コンセプト設計を支援する。

　「コンセプトが不明瞭なまま商品化してしまうと、販路や販促などがぶれて戦略の再考やリプレイスを繰り返し、膨大な時間とコストがかかる。一方、商品コンセプトが明瞭化していると、マーケティングが円滑に行え、販売のみに集中できる状態となる。クライアントの全社員が、同じ言葉でその商品を紹介できるようにご支援することを心掛けている」（同社）