資生堂、伊吹山の自然保護活動を開始

粧業日報 2022年7月14日号 6ページ

カンタンに言うと

  • 機能性と持続可能性を両立する「循環型」原料の調達に向けて
資生堂、伊吹山の自然保護活動を開始
 資生堂は、古くから多くの薬草が栽培されてきた伊吹山(滋賀県、岐阜県にまたがる標高1377mの山)にて、自然保護活動を開始した。

 同社は2018年より、高い機能性や安全性、透明性があり、かつ地球環境にも配慮したサステナブルな原料の開発を目的として、伊吹山山麓に独自の薬草園を設置し、「米原市伊吹薬草の里文化センター」の協力のもと、原料植物の栽培を進めてきた。

 今回、伊吹山の薬草園における植物の栽培に加え、山麓に豊かな恵みをもたらす伊吹山の自然保護のため、伊吹山地域で環境保全に取り組むNPO法人「霊峰伊吹山の会」とともに、植生回復活動を開始した。

 5月20日の第1回の活動では、資生堂のR&D領域にて原料開発に関わる社員計16名が参加し、表土の流出を抑えるための木材の運搬などの作業を行った。

 今後、継続して自然保護活動を行いながら、伊吹山山麓の薬草園で栽培された植物を活用し、自然に感謝・共生しその恵みを活用するサステナブルな原料調達を実現していく。
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