楽天市場がコスメ領域を強化、コラボ企画など新たな試みも

週刊粧業 2022年8月1日号 2ページ

カンタンに言うと

  • 「モールinモール」の展開で人気ブランドの出店が加速
  • 楽天ベスコスは独自の地位築く、ECの体験価値向上も積極化
楽天市場がコスメ領域を強化、コラボ企画など新たな試みも
 コロナ感染拡大にともなう外出自粛や行動制限を背景に、化粧品をECで購入する消費者が増え、化粧品メーカー・ブランド各社も新たな顧客との接点獲得・拡大を目的にEC事業への投資を強化している。

 そうした化粧品業界の動きに対し、総合ECショッピングモール「楽天市場」は2020年秋、コスメ・ビューティカテゴリー内に新たに2つの公式モールを開設した。

 一つがブランドショップをセレクトして展開する「公式ブランドコレクション」で、もう一つがデパコスなどワンランク上のブランドが出店する「Rakuten Luxury Beauty(楽天ラグジュアリービューティ)」だ。

 様々なブランドが出店検討しやすい環境を整え、「楽天市場」内におけるコスメ・ビューティ領域のカテゴリー価値を高めていく。

 今回、化粧品業界でマーケティング・コンサルティング事業を展開しているソフィアリンクスの三原誠史代表が、楽天グループの武田慎太郎氏(マーケットプレイス事業アカウントイノベーションオフィス マーケティング課ヴァイスシニアマネージャー)との対談を通じて、「楽天市場」のコスメ・ビューティカテゴリーの魅力とともに、コスメとモール型ECとの相性に迫る。

「モールinモール」の展開で
人気ブランドの出店が加速

 三原 最近のコスメ・ビューティ系のECモールや通販サイトの動きとして、「lacore」(LINE)や「ZOZOCOSME」(ZOZO)、「NOIN」(ノイン)などコスメを専門に扱う特化型モールが台頭してきています。総合ECショッピングモールとして「楽天市場」ではどのようにコスメ・ビューティカテゴリーを育成されていますか。

 武田 コスメ・ビューティ領域に限った話ではないが、「楽天市場」ではメーカー・ブランドの公式ショップに加え、出店店舗のプライベートブランド(PB)や並行輸入品など様々な商品が販売されている。そのバラエティ豊かなラインナップが楽天市場の大きな魅力であり、総合ECモールの強みでもある。

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