コーセー、2022年12月期第2四半期は増収大幅増益

粧業日報 2022年8月29日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 日本のハイプレステージと欧米のタルトが業績を牽引
  • ハイプレステージが6.3%の増収で全体を牽引
  • 地域別では日本と北米が牽引役に
  • 通期は原材料価格高騰の影響で営業利益のみ下方修正
  • 中国市場・TR市場の攻略に向け様々な施策を実行
コーセー、2022年12月期第2四半期は増収大幅増益
 コーセーは8月10日、記者ミーティングを開催し、望月愼一取締役経理部長が2022年度上期(2022年1~6月)の決算報告を行った後、小林一俊社長が「VISION2026」の進捗状況と今後の取り組みについてビデオメッセージ形式で説明した。

 上期は連結ベースで、売上高が4.4%増(為替影響を除く実質0.9%増)の1306億400万円、営業利益が81.5%増の72億900万円、経常利益が112.7%増の151億5800万円、四半期純利益が193.3%増の88億8300万円となった。

ハイプレステージが6.3%の増収で全体を牽引

 上期は、中国におけるロックダウンの影響を受けたものの、日本の専門店・百貨店チャネルにおけるハイプレステージと欧米のタルトが実績を牽引し、増収となった。営業利益は原価率が上昇したものの、販売費減少の影響により大幅な増益となった。営業利益の増益要因は「半分が販促費の抑制、半分が期ずれ」(望月取締役)という。経常利益は為替差益の増加により大幅に拡大している。

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