薬局アクアファーマシー、薬・化粧品・調剤が1つの店舗に凝縮

週刊粧業 2022年10月17日号 31ページ

カンタンに言うと

  • 生活シーン全体への提案に取り組む
  • 健康と美に関わる幅広いニーズに応える
  • LINEを活用した情報発信に注力
  • エステ施術を10月から再開、商業施設内の顧客へアプローチ
薬局アクアファーマシー、薬・化粧品・調剤が1つの店舗に凝縮
 中屋薬局が運営する「薬局アクアファーマシー」は、JR・京王線橋本駅の北口を出てすぐの商業施設「ミウィ橋本」の1階に位置する。同店は一般医薬品を中心とするドラッグ部門・制度品ブランドを中心に取り扱う化粧品部門・調剤部門の3つの部門が、1つの店舗に凝縮されている。魅力ある品揃えと専門性のある商品構成をマッチさせ、一般的なドラッグストアとは一線を画した店舗づくりを行っている。

 コロナ禍では、効率的なサンプル施策や決済サービスを活用した販促、LINEを活用した取り組みなどに注力してきた。同店にはフェイシャルエステコースなどの施術を受けられるエステルームも設置しており、10月から施術を再開している。今期の取り組みや今後の展望について、岡部仁史営業部長に話を伺った。

健康と美に関わる幅広いニーズに応える

 薬・化粧品・調剤の3部門を取り扱っている「薬局アクアファーマシー」では、各部門同士の横断的な提案を心掛けている。2016年のリニューアル以降、顧客を一部門に固定化せず、生活シーン全体への提案に取り組んできた。それぞれの部門における専門性を高めつつも、3つの部門が孤立した形ではなく、1つのお店として結びつきながら、健康と美に関わる幅広いニーズに応えている。

 横断的な売場づくりはもちろん、化粧品スタッフに登録販売者資格を取得してもらうなど、スタッフへの意識づけにも積極的に取り組んでいる。こうすることで、同じキーワードに対してもスタッフの発想の幅が広がり、多角的な提案が可能になる。

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