コーセー、2022年12月期第3四半期は増収大幅増益

粧業日報 2022年11月25日号 4ページ

カンタンに言うと

  • 「タルト」「DECORTÉ」「アルビオン」が業績を牽引
  • 中国はDECORTÉの認知向上と高価格帯へのシフトで収益改善へ
コーセー、2022年12月期第3四半期は増収大幅増益
 コーセーの2022年12月期第3四半期連結業績(日本基準、1~9月)は、売上高が調整後前年同期比7.5%増(為替影響を除く実質3.3%増)の2008億8700万円、営業利益が88.6%増の124億8100万円、経常利益が113.4%増の225億4900万円、四半期純利益が222.3%増の138億4100万円となり、海外売上比率は41.8%となった。

 売上高については、中国での断続的なロックダウン、韓国での売上減に見舞われたものの、日本の専門店・百貨店チャネルにおけるハイプレステージ、欧米を中心に展開する「タルト」が実績を牽引したことにより増収となった。

 利益については、下期のイベントやホリデー商戦向けに販売促進費・広告宣伝費は増加した一方、原価率が低下したことにより、営業利益は88.6%増、経常利益は為替差益の大幅な増加により113.4%増、四半期純利益は222.3%増となった。

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