サンスター、歯周病予防市場の拡大を目指す

週刊粧業 2023年1月1日号 65ページ

サンスター、歯周病予防市場の拡大を目指す
 サンスターグループの歯周病予防ブランド「G-U-M(ガム)」では、歯周病菌の増殖原因の黒幕(F.n.菌)まで殺菌し、歯周病菌の増殖を抑える新たな歯周病予防アプローチが評価された「ガム・プラス」シリーズ(写真)を軸に、23年も継続して「歯周病予防を実践する人を増やし、そのための最適なケアをガムが提案する」というブランドコミュニケーションに注力していく。

 同社によると、30代以上の約70%が歯周病に罹患しているものの、自分が歯周病であると自覚・認識している人は30%にとどまる。このギャップを埋めることで歯周病予防を実践する人数を増やし、歯周病予防市場の拡大を目指す。

 また、歯周病を自覚する人の増加によって、歯周病の悩みに伴う高付加価値商品による単価アップと、使用率が約3割と横ばいが続く液体カテゴリーの購入点数アップが期待されることから、ガムの持つ「殺菌」「歯周病予防」の強みをベースに、コミュニケーションの展開を進めていく方針だ。

 「ガム・プラスシリーズでは、商品の持つ独自性を顧客に伝えることができたため、シェア獲得につながった。引き続き、ガム史上初の殺菌アプローチで歯周病菌の増殖原因となる黒幕まで抑える独自性のある伝達を強化していく」(同社)
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