RX Japanは、1月11日(水)~13日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて「第13回 化粧品開発展(COSME Tech 2023)」(以下、開発展)と「第11回 国際化粧品展(COSME TOKYO 2023)」(以下、化粧品展)を同時開催する。
化粧品の研究、商品開発、販売促進まで一連の流れを網羅した総た総合展示会として、化粧品の技術開発者やマーケティング担当者、小売店のバイヤーなど業界に携わるほとんど全ての従事者を対象としている。出展社数は、初出展企業200社を含む700社にのぼり、「第2回 化粧品マーケティングEXPO」や今年初となる「第1回 ヘアケアEXPO」など併設展も充実している。
今展示会の見どころについて、細野圭事務局長に話を伺った。
過去最大級の出展社数、
ヘアケアEXPOを新設
――今展示会の見どころを教えて下さい。
細野 まず、規模の大きさが今回の特徴として挙げられると思います。去年から200社増え、今回は過去最大級の700社が出展します。
コロナ禍の影響で、特に海外の企業がなかなか出展できない状況が続いていましたが、過去2年と比べると出展しやすい状況になり、会場も昨年の東4~6ホールから、7ホールまで拡大しました。多くの製品やソリューションを一度に比較検討できることがなによりの魅力なので、ご来場者様にとっても、より充実した展示会になっています。
展示会の内容では、初出展かつ新しい原料やOEM・パッケージに加え、今回初開催となるヘアケアEXPOや、ヘアケアEXPOに付随したOEMなどが今回の見どころです。
ヘアケアEXPOは、もともと化粧品展と開発展において、ヘアケア商品やヘアケア原料・OEMをご出展いただく企業が多くいらっしゃったことから、ヘアケアに特化した展示会の必要性を感じ、今回初めて立ち上げました。
内容は、シャンプーやトリートメントなどの最終製品が出展するエリアと、原料・OEM企業が出展するエリアの2つの軸があり、ヘアサロンの方々にとって、競合店舗との差別化や、付加価値のある新しいサービスの提供など課題解決につながるヒントが必ずや得られるはずです。
去年から開催している化粧品マーケティングEXPOも注目ポイントの1つです。マーケティングソリューションだけを集めた展示となっており、化粧品をいかに販売促進するか、世の中に認知してもらうか、最終的に購入してもらうかに特化しています。
昨年から規模が2倍になり、昨今のITソリューションのトレンドであるSNS・インフルエンサーを活用した売り方や、ECの運用など、販売促進に特化したエリアが拡充しています。
化粧品開発展は、化粧品メーカー様の研究開発部門の方に多くご来場いただいていますが、化粧品マーケティングEXPOでは、多くのマーケティング担当の方の来場を期待しています。
セミナーは従来以上に充実、
時流を抑えつつ内容も進化
――併設セミナーも充実しています。
細野 今回から、トップメーカーを率いるアドバイザーコミッティのご意見やアドバイスをもとに、「Japan Beauty 飛躍セミナー」を開催します。
これまでも業界の方々にヒアリングをしたうえでセミナーを開催してきましたが、さらにトップメーカーの方々の視点を取り入れることで、より一層皆様が求める内容をお届けできると考えています。
また、日本ロレアルの「ロレアルが取り組むサステナビリティ」や、マンダムの「メンズビューティー市場の現状と今後の展望」など、サステナビリティやメンズコスメといった時流を抑えたセミナーも多く開催します。
さらに、I-neによる「I-neのブランドフレームワークとマインドセットに見るヒット商品を生み出す秘訣」など消費者から人気の高い商品のブランド戦略も注目が集まっています。
――大規模な展示会になりますが、来場者がスムーズに利用するためのポイントについて教えてください。
細野 当社の公式ホームページに出展者検索サイトを設けており、出展企業の情報をまとめています。そこでキーワードやカテゴリーで検索していただき、事前にある程度目星をつけてからご来場いただくことでスムーズに課題を解決していただけます。
特定の企業にじっくり話を伺いたい場合は、ホームページ内で出展企業を検索すると連絡先のメールアドレスが記載されていますので、事前にアポイントを取っていただくことをお勧めします。
また今回から、サステナビリティの観点も踏まえ、チケットを紙から電子に変更しています。ご来場の際には事前にWebでの登録をお願いいたします。
出展企業が700社を超え、それぞれの課題解決につながるソリューションが必ず見つかる本展示会にぜひ足を運んでいただきたいと思います。