化粧品サプライヤー企業に聞く2023年の新原料・新処方

週刊粧業 2023年1月1日号 92ページ

カンタンに言うと

  • 環境配慮がベースの新素材に注目、処方面は「無添加・フリー」で進化
化粧品サプライヤー企業に聞く2023年の新原料・新処方
 昨今のマスク生活で敏感肌の人でも毎日心地よく使えるよう、無香料・無添加などを訴求した商品がメーカー各社から相次いで投入されている。

 また、近年は「SDGs」への認知度・理解度が高まり、「詰め替え製品」「簡易包装」に加え、「人や環境に悪影響を与えない成分」を取り入れていない商品に対して好感を持つ消費者が増加している。

 このような背景から、化粧品業界ではオーガニックやサステナブルをテーマとした成分の研究開発が国内外で高まっており、石油由来の化粧品原料が敬遠され、持続可能な植物由来の原料を用いられる傾向にある。

 消費者の自然志向の高まりとともに、自然派・オーガニックなど肌や環境にやさしい化粧品と共振しながら、企業ポリシーとして「無添加・フリー」を掲げることがブランド価値を高めるファクターになっている。

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