ヒノキ新薬、首都圏ヒノキ会新年方針説明会を開催

粧業日報 2023年1月27日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 阿部社長「お店の哲学を明確に打ち出し、守り抜くことが大切」
ヒノキ新薬、首都圏ヒノキ会新年方針説明会を開催
 ヒノキ新薬(阿部武彦社長)は1月6日、都内で新年方針説明会を開催し、当日は系列販社(首都圏・仙台)から13店の販売店が出席した。

 会の冒頭、首都圏ヒノキ会の川田みどり会長(My tip かわた・埼玉)が年頭挨拶に立ち、「昨年の首都圏ヒノキ会の活動を振り返ると、6月に3年ぶりのヒノキ会総会を伊豆長岡で開催し、IDF(研究・生産拠点)の見学もでき、親睦を深めることができた。私事だが、早いものでヒノキ肌粧品に携わり四半世紀を超えた。長年スキーを愛して楽しまれている阿部社長から以前、スキーを上手に滑る秘訣について『安全に長くたくさん楽しく愉快に滑ること』という言葉をいただいた。ヒノキ肌粧品の販売もこの言葉と同じで、お店を安全に守り、できるだけ長くたくさん販売し、楽しく仕事をすることと心掛けている。どうすればお店を安全に保てるかを常に考え、本物の価値のわかるお客様にしっかりと寄り添い、長くお付き合いをして楽しく販売していくことが大切だ。必要とされるお店になるためには、他とは違うヒノキ肌粧品が必要であり、ヒノキ会の仲間と一緒に今後も悩みや気持ちを分かち合っていきたい」と語った。

 続いて登壇した阿部社長は「かつて日本はジャパン・アズ・ナンバーワンと評され、世界で№1の国になると言われていた。ところが今、世界人材ランキングで先進63カ国・地域中41位となっており、日本の人材競争力が大きく低下している。今の政治は大組織に依存し過ぎており、大企業と中小企業の企業間格差が大きな経済問題となっていることもそうした背景にある。日本は現在、中小企業が全企業の99.7%で、中小企業の従業者が全体の約70%を占める。代々同じ商売を続けている老舗企業が日本の産業の強みであり、昨年には業歴100年を超える老舗企業が4万社を突破した。世間では先祖代々の家業を継ぐ老舗や同族企業に対する印象があまり宜しくないが、果たして古いことは悪いことなのだろうか。代々続いてきた小さな会社が世界的に高度な技術を持っているケースもあり、そういった企業を日本はもっと大事に育てていかなければならない。ここにお集まりの皆さんのお店も企業哲学や思想を明確に打ち出し、それを守っていくことが大切だ。大変な時でも右往左往せず、歯を食いしばってお店のやり方を守り続けてきた企業がこれから復活していくだろう」と述べた。
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