セティ、老化細胞除去機構を回復させる最新の抗老化成分を提案

週刊粧業 2023年5月15日号 21ページ

セティ、老化細胞除去機構を回復させる最新の抗老化成分を提案
 フランスの有力化粧品原料メーカー・シラブ社の日本総代理店を務めるセティは、4年ぶりの出展となる今回のCITE JAPANでシラブ社を中心に、サステナブルな天然由来のアクティブ原料を幅広く提案する。

 最新原料では、皮膚の老化を助長する老化線維芽細胞の自然な排出を再活性化し、細胞外マトリックス合成や表皮再生に対する有害な作用から皮膚を保護するシラブ社の抗老化成分「セネビジウム」を紹介する。

 セネビジウムは長寿の木として知られ、フランスの有機認証サプライチェーンで生産されたイチョウ由来の有効成分で、生体に本来備わる老化細胞除去機構を回復させることでシワ軽減や肌の輝きをアップさせるという。

 「ヒト試験では28日後に真皮密度を高め、肌の弾力や目尻のシワを有意に回復し、表皮再生を促して輝きなどの見た目印象も改善した」(同社)

 最新原料ではこのほか、今年4月のBSB Innovation Award 2023にて、Mikrobiota, plumped skin部門で銅賞を受賞したシラブ社のエイジングケア原料「アピオスキン」もブースで提案する。

 アピオスキンは、保水力の高いウキクサの細胞壁成分であるアピオガラクツロナンを有効成分とし、アクアポリン3やオスモライト、NMFの合成を促進することで、ボリュームを失った細胞の体積を回復する。この結果、即効性がありながらもより深く、持続的な保湿効果をもたらすという。

 既存原料では、酵母由来のオリゴ-β-ガラクタンで、皮膚・免疫・血管を複合的にアプローチし、肌本来が持つ自己修復能力(再生)を活性化させるシラブ社のエイジングケア原料「リジェニキシル」をアピールする。

 「今展示会では、昨今のトレンドであるMI(マテリアルズ・インフォマティクス)に対応し、我々が日本で販売しているCoptis社の処方開発ソフトウェアも別ブースで案内する。原料だけでなく、海外規制対応や処方開発の効率化もサポートしていく」(同社)
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