山川貿易、抗シワ・肌改善効果のある新原料を提案

週刊粧業 2023年5月15日号 19ページ

山川貿易、抗シワ・肌改善効果のある新原料を提案
 山川貿易は、CITE JAPAN 2023において、今年3月末に開催されたin-cosmetics global 2023で発表された取扱各社の新原料を提案する。

 COBIOSA社からは、「デュナリナ」「C99+ヒドロキシソール」「コビオステム アレルセ」の3つの新原料を提案する。

 「デュナリナ」は、デュナリエラ・サリナという微細藻類から抽出されたエキスだ。

 デュナリエラ・サリナは高塩分濃度下でも生命を維持することが可能で、強い紫外線を受けた際には保護物質であるカロテノイドを生成し身を守る特性があり、抗シワや、肌の状態を改善する効果が見込まれる。

 「C99+ヒドロキシソール」は、発酵バイオテクノロジーによって生み出されたCOBIOSA社で最高純度(99%)のヒドロキシチロソールとチコリ由来の多糖類であるイヌリンを組み合わせた原料だ。

 ポリフェノールを多く含むため、オリーブ由来のヒドロキシチロソールの2倍の強力な抗酸化力を発揮する。

 「コビオステム アレルセ」は、樹齢5400年という植物界で最も長寿の古代樹であるアレルセ(別名=チリ杉 パタゴニアヒバ)の幹細胞を由来としている。

 絶滅危惧種に指定されるアレルセから摂取した幹細胞には、アレルセの長寿や回復力に加え、健康や美しさなどの要素が含まれており、皮膚再生やアンチエイジングに効果がある。

 Vytrus社のPHOTOBIOMEは、PLF製法のザクロ幹細胞由来成分と、PRCF製法のワタ幹細胞由来成分を融合することで、ソーラーポストバイオディクスと呼ばれる代謝物を産生し、抗酸化物質を産み出す微生物を紫外線から保護する効果がある。

 ほかにも、SPEC CHEM社からは、イモガイの毒「コノトキシン」を模したボトックス様原料「SpecPed MCC21」など4原料を紹介する予定だ。
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