シバハシケミファ、COSMOS承認原料の品揃えを拡充

　化粧品・医薬部外品原料の総合商社であるシバハシケミファは、グローバルな視点で時代のニーズに合った製品や今まで取り扱いのない新ジャンルの製品のラインナップ拡充を図っている。出展する第11回化粧品産業技術展では、「海外サプライヤー」と「国内サプライヤー」の2つのゾーンに分けて、全14社の製品を展示する。技術セミナーも3題行う。

　「海外サプライヤー」ゾーンでは、Alchemy、清大智光、INKOS、Sunshine Bio-Techの4社のサステナビリティ原料を紹介する。

　乳化・増粘剤メーカーのAlchemy（英国）からは、新たに乳化増粘ポリマーの代替品となる「Instathix」とカルボマー代替品となる「Sclerothix」の取り扱いを開始している。「Instathix」は、乳化、増粘、安定化、感触向上の4つの機能を併せ持ち、製剤を素早く開発、調整することができる100％植物由来の乳化・増粘剤。「Sclerothix」は、架橋型ポリアクリル酸（カルボマー）を代替する水系処方増粘・ゲル化剤で、乳化安定化剤としても使用できる。見た目が濃厚でリッチな感触を持ち、肌の上で伸ばすと、サラサラで滑らかな感触が得られる。

　合わせて、引き合いが増えているオイルゲル調製増粘剤「HIPEgel Oleo C」と、サポニン由来のバーム調整剤「Sapogel Q」も展示し、感触や質感などのメリットを伝えていく。4品は全てCOSMOS承認済みだ。

　COSMOS承認を得た基材では、ブチレングリコール（BG）や清大智光の1，3プロパンジオール、2，3-ブタンジオールも展示を予定している。また、マッコリ由来のガラクトミセス酵母エキスや淡水海綿に由来する天然マイクロニードルといった天然由来の添加剤も併せて紹介する。

　「国内サプライヤー」ゾーンでは、成和化成の洗浄型ケラチン「Promois EKCP」をはじめ9社の開発製品を展示する予定だ。