化粧品の価格動向、低価格から中価格・高価格へシフト

週刊粧業 2023年7月3日号 4ページ

カンタンに言うと

  • 洗顔料:低価格が減少傾向も未使用層が増加
  • 化粧水:未使用層が上昇の一途、4000円以上が13.6%に
  • 美容液:3万円以上の購入者が微増、ロイヤル客育成が課題
  • クリーム:高価格帯購入者が増加傾向
  • ファンデ:一時的に利用者が離反、バリエーションが拡大
  • 口紅:4000円以上が上昇、外資ブランドの新規獲得が寄与
  • チーク:コロナ禍で未使用層が急増、全価格帯で購入率が減少
  • マスカラ、2000円未満が減少し僅かながら上位価格帯へシフト
  • シャンプー:パーソナル化が加速し高価格帯へシフト
  • トリートメント:ケア意識の高まりで上位価格帯へ
化粧品の価格動向、低価格から中価格・高価格へシフト
 コロナ禍のマスク生活、外出自粛によって化粧品市場は変貌した。メークアップが打撃を受けた一方、スキンケアは堅調に推移し、市場全体では縮小を強いられた。購入価格帯をみると、カテゴリーごとにバラツキがみられる。

 前回の2020年調査はコロナ禍の真只中で、今回はコロナ収束に向かうタイミングだが、いまだコロナ禍の流れを引きづっている。あるいは、コロナ禍を経た新しい消費スタイルが確立されたのかもしれない。

 全般的に低価格帯から中高価格帯にシフトしている。

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