岩瀬コスファ、社内で事業アイデアを募集・表彰

週刊粧業 2023年10月16日号 61ページ

岩瀬コスファ、社内で事業アイデアを募集・表彰
 当社では、機能性表示食品の開発をはじめとした、健康分野を強化しているほか、昨年から部門や拠点の垣根を超えた意見交換の場を設けるなど、積極的な取り組みを行っています。

 具体的には、昨年より、新規事業や環境配慮へのアプローチなど、社員から様々なアイデアを募集する「アイデアバスケット」の取り組みをスタートしています。

 第2回となる今年は、5月の1カ月間を募集期間に設定し17件の応募がありました。各アイデアについては、社内審査を行い、特に優秀なアイデアの発案者に対して10月に社内表彰を行いました。

 今回は当社が佐賀県唐津市で栽培しているきくらげを活用した「地域との共存共栄」の企画として、大阪市や佐賀県の飲食店と協働するアイデアが大賞を受賞しました。今後実現に向けて動いていきます。

 第1回から2回にかけて、ユニークな取り組みが多数あり、昨年には、唐津の虹の松原の落葉の有効活用の仕組みやサンプル倉庫センターの設立などのアイデアが挙がりました。

 アイデアバスケットに応募された取り組みについては、現時点では保留中の案件もあるものの、基本的にはタイミングをみて全て実行していきたいという考えのもと進めています。当社は海外7カ国に9拠点をもつため、部門や拠点の垣根を越えて、社員同士のコミュニケーションを活発化させる意味でも今後の協働に期待しています。

 一方で、少し落ち着きを見せているものの、依然として原料高騰による、業界全体を取り巻く厳しい状況が続いています。そうした中でも、引き続き安定した原料供給と価格交渉に丁寧に取り組んでいくことが、当社の使命であると考えています。

 2022年には、当社が開発した茶花エキス配合錠剤サプリメント「茶っ花りサポート」が、機能性表示食品として受理されました。機能性表示食品の研究開発にも引き続き注力していきたいと考えており、中長期的な展望としては、ウェルネス分野を全体の売上の3分の1まで引き上げたいという思いがあります。

 また、コロナ禍においては、優秀な人材を確保するチャンスだと捉え、採用規模を拡大してきました。今後は、社員の教育に力を入れ、内側の体制強化に取り組みながら、新たなチャレンジを行ってまいります。

 そのほか、2023年7月にはインドネシアの駐在事務所を現地法人化しており、海外展開についても一層強化していく方針です。
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